平湯モデル図書館パンフレット第2版
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司書控室、作業室、図書委員の活動の部屋司書スペース/湾曲したカウンターは子どもたちを呼び込みやすく、館内も見渡せる。サービスと管理がしやすいように広いスペースを確保。楽しみ読みのエリア/丸テーブルは、交流の場となる。楽しみ読みのエリア/入り口近くのドーナツベンチは、新着本や雑誌を読む小・中学生で賑わう。小学生の調べ学習のコーナー/4人掛けで本やノートをみんなで広げられる大きめのテーブル。PC・検索コーナー■ 東かがわ市立大内小学校・大川中学校■ 生徒数  小学校 480名(平成30年完全統合完了時)      中学校 393名(平成24年3月現在)■ クラス数 小学校 18クラス(平成30年完全統合完了時)      中学校 12クラス(平成24年3月現在)■ 学校図書館図書標準 文部科学省 小学校1万360冊                 中学校1万720冊■ 収容冊数 約3万3千冊司書の池田氏がにこやかに子どもたちをむかえいれる。プランニングの詳細を30~32ページで紹介しています。っと入ってきました。この様子を夢見ていた私にとっては、本当にうれしい光景でした」と狩野さんは語る。̶ 図書館を身近に使うことで読書習慣を身につける「図書館利用が日頃の学校教育や生活のなかで身近になり、読書習慣が身につくようにしたいと考えています」と語る東かがわ市立大内小学校の六車校長先生。例えば授業では、月・金曜日の朝に「読書タイム」を設け、さらに金曜日の読書タイムには、市の読み聞かせボランティア「こそあど」のスタッフが月2回来てくれている。子どもたちがひとりで本を借りたり、専任職員が蔵書管理をしたりする土台をつくるために、施設づくりの2年ほど前から、統合前の2小学校と大川中学校の計3校分の蔵書整理と新たなバーコード付けを始めていたという。「平湯モデルにして本当によかった。さらにありがたいのが、学校図書館支援員を配置してくれたこと。子どもたちがいつでも行けて、学級担任の同行なしで本を借りられるようになりました」と六車校長先生は振り返る。̶ 専任の図書館支援員がいるとだれでも気軽に利用できる「私が図書館に週4日いるせいか、多くの子どもたちが気軽に訪れて、本を借りたり読んだりしています。バーコードで貸し出し管理ができて助かります」と学校図書館支援員の池田氏。昼休みは、閲覧テーブルのほか、ドーナツベンチやカーペットに座ったり、展示台の前で立ち読みしたりと、自分が気に入った場所で読書をする子どもたちで賑わう。広い司書室は、作業室であり、図書委員の子どもたちの活動の部屋であり、書庫でもある。「図書館をよく知る小学生が中学生になったら、もっと来館するようになると思います」と池田氏は語る。16

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