SCENE101
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東大阪市文化創造館所在地:大阪府 施主:東大阪市 事業主:PFI東大阪文化創造館株式会社設計:東大阪文化創造館設計・音響コンサル共同企業体 (佐藤総合計画・大林組・永田音響設計)照明協力:株式会社ライティングMランドスケープ協力:PLACEMEDIAPFI事業として市民の声を反映した施設づくりSPACE QUEST 02HIGASHIOSAKA CULTURAL CREATION HALL一方、当施設には市民の文化芸術活動を促進する機能も求められます。そこで市民活動を支援する部屋を20室設置。その内3室は防音・防振機能を備えた「音楽スタジオ」、ダンスやバレエ用に柔らかい床材を用いて、ジャンプやリフトの練習もできるよう天井高を3m以上にした部屋も3室、ほかに茶華道用の和室や、工芸・絵画等の作品づくり・展示ができる部屋、会議・講習会等に使える部屋を揃えています。これらの貸し出しは「1時間」単位とし、貸し出し状況もネットで確認でき、フレキシブルな活用環境を整えました。ほかに市民の交流の場として設置したのが「まちライブラリーカフェ」と「まちライブラリー」です。前者は本格的なピザ窯で焼いたピザを提供できるカフェレストラン、後者は市民が持ち寄った本で本棚を埋めていく、蔵書ゼロからスタートする市民のライブラリーです。当施設は民間活力を活用した「PFI方式」を採用しておりますが、これらの施設は市民の声を反映させたものであり、こうした市民目線のサービスが提供できるのもPFI事業の成果と考えます。当施設の基本コンセプトは「ワクワク・感動工場」であり、文化創造活動を通して「感動」を生み出す工場を目指しています。多くの市民の皆様が本物の文化芸術に触れてもらい、自らも感動の舞台を生み出す担い手となっていただけることを期待しております。[上]小ホール/ホール客席:ATS-1361DR特注品 300席(車いすスペース含む) [下左・下中]まちライブラリーカフェ/本場のナポリタンピザを提供するカフェは、その名のとおり、本を読みながら飲食が楽しめるブックカフェスタイル。本は持ち帰って読むこともできる。イス、テーブル、屋外用イス、屋外用テーブル [下右]まちライブラリー/市民が持ち寄った蔵書で本棚を埋めていく「地域の手づくりライブラリー」。本には寄贈者のメッセージが添えられ、読んだ人はカードに感想を綴っていく。イス、テーブル、丸テーブル、スツール11

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