SCENE101
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SPACE QUEST 01KONAN WOMEN'S UNIVERSITYサポートし合いながら共に進化できる、新時代のリーダーを育成新設した「国際学部国際英語学科」は、グローバルビジネススキルを磨き「英語をキャリアに生かす国際人」の育成を目指す教育に重点が置かれます。また、ビジネススキルを実践的に学ぶ人気の科目だった「ANAエアラインプログラム」は強化して継続します。これは常駐するANA総合研究所スタッフが授業やアドバイスを担当するとともに、職場見学やインターンシップの学外活動を組み合わせた、エアライン、ホスピタリティ業界でのキャリアを支援するプログラムであり、広くホスピタリティ産業全般で活躍する人材を輩出しています。これに加え「国際英語学科」の新たな科目として「グローバル・ビジネスプログラム」を設け、貿易実務基礎・貿易実務の英語の授業を通してグローバルビジネスの知識とスキルを磨き、貿易実務の資格取得を目指します。また、これに対応して「English to Go」というオンライン英会話を取り入れたトレーニングの科目を設けました。その実践の場となるのが、リニューアルしたコモンルーム「e-space」内に設けた「スピーキング・スカイプ個人ブース」です。ここを利用すれば、学生は授業で学んだことをオンラインによるネイティブとの1対1の会話を通して復習できます。また、本学の英語プログラムの特長である、チューターがカウンセリングやグループ活動を通して学生個々の英語学習力を高める「英語チュータリング」や、少人数制の授業でハイレベルな英語力を養う「英語アドバンストコース」などはさらに充実させていきます。リニューアルした「e-space」によって学生と教員との距離はより近くなり、学生同士の交流やコミュニケーション、教員の“伴走”をサポートします。次いで「多文化コミュニケーション学科」ですが、 2001年に開設された「多文化共生学科」でも、アジア系コミュニティとの交流が活発な神戸という立地を生かした課外活動に取り組んできました。これをさらに体系化したのが、「グローバル・シティ[左]ミーティングルーム1/イス:ティーポ特注品、テーブル:CTZ、壁面ホワイトボード、AV機器 [右]ミーティングルーム2/イス:ティーポ特注品、デスク:フリプト、ホワイトボード、壁面ホワイトボード、AV機器 (すべて内装改修)甲南女子大学所在地:兵庫県施主:学校法人甲南女子学園ズンシップ・プログラム(GCP)」です。 地域特性を生かした多彩な体験型学習の機会を設け、実学を通した課題発見・問題解決能力を養成します。 コモンルーム「D-commons」では、元JICA(独立法人国際協力機構)のスタッフなど国際的な活動経験が豊富な専門スタッフが常駐し、学生のGCPに関する相談に対応するほか、ソファーが置かれたリラックスコーナーや、グループワークができるコーナーなど、多彩な用途に対応するゾーニングがなされています。また、授業でも「グローバル・イシューズ」という新たな科目を設け、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」について学び、環境問題や人権、多文化共生といった地球規模の課題について考え実践します。これらの“生きた学び”では、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションが常に展開されますが、その準備や実施にも「D-commons」は欠かせない空間といえます。国際学部の開設により、本学は学生に新たな成長ストーリーの提供を目指しています。それは従来求められた強力なリーダーシップではなく、人の心に気付き、互いにサポートし合いながら進化できる新しいリーダー像につながります。それこそが、これからの国際社会で活躍できる新しい女性リーダー像であり、本学の教育が目指す人材像であると考えます。05

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