SCENE66
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温泉地である下呂市のさらなる活性化と発展を目指し、多様な交流を目的として建設された複合施設。ホールとアリーナを擁し、それぞれが有機的に連携するように計画され、下呂市の活動の中核を担う施設として期待が込められている。ホールは、コンサートから演劇まで幅広い用途に対応する多機能ホール。一般的な「劇場型」ではなく「シューボックス型」を採用し、音楽専用ホールに準じた性能が得られる。また壁面に配したリブなどにより、生の音の豊かな響きが醸成される。一方、プロセニアム・アーチを持つ劇場型に転換可能な機構も備え、クラシック音楽から能楽や歌舞伎、中規模のコンベンションに至るまで多目的な利用が可能。自然環境と調和したデザインと下呂市にしかない独自性が特徴で、一階席を包み込むバルコニー席が舞台と客席の一体感を生み出している。特注デザインのシートは、芯鉄板を合板で挟んだ側板のあしらいにより、すっきりとしたシャープな仕上げを実現。音響試験が行われ、使用感も追求されたシートとなっている。最前列や前列下手ブロックは、取り外しのできる移動席で、花道の設営なども可能。泉ホール/ホール用シート: ATS-DR(特注デザイン) 801席(車椅子スペース 4席、親子席 6席)岐阜県下呂交流会館アクティブGERO SYNERGY CENTER ACTIVE 設計:(株)日本設計21SCENE

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