SCENE67
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「いわき市文化交流施設整備等事業」の一環として改修されたホール。1975年の設置以来、中規模の多目的ホールとして市民に利用されてきたが、いわき市民の文化創造活動の拠点整備を目的としたこの度の事業により、音楽主目的の中ホールへと生まれ変わった。いわき芸術文化交流館「アリオス」を中心に、既存の様々な文化施設(文化センター・音楽館・美術館・公園など)がネットワークする「文化交流ゾーン」が形成され、市には多目的利用の大ホール、音楽用の中・小ホール、演劇用の中・小劇場の5つのホールが整備されることになった。ホールの改修は、市民文化活動が求める機能・性能水準に対応し、中規模ホールにおけるより高質なコンサートの提供を主な目的としている。客席と舞台空間の一体化、壁・床・天井等の内装の一新などによる音響性能の向上と、アリオス大ホールと同程度の幅広の客席に一新(席数は580席から486席に縮小)、静音性・遮音性の向上などの客席環境の改善を図っている。客席椅子の並び・通りもよく、高質コンサートホールに相応しい仕上がりとなった。大ホール/ホール用シート:ATS-1341DR特注品 437席、移動席 49席ジャガード織の張地はオリジナル特注品移動席:キャスター付、仮固定式福島県いわき市文化センターIWAKI CITY GOVERNMENT CULTURAL CENTRE 改修設計:清水建設・佐藤尚巳建築研究所・永田音響設計・ シアターワークショップ設計監理共同企業体19SCENE

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