SCENE69
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2010年に創立45年を迎えた和光大学は、現代人間学部・表現学部・経済経営学部の3学部7学科と大学院社会文化総合研究科から成り、学部・大学院合わせて約3,400名の学生を擁する。大学創立時からの教育方針は「自由な教育と研究をする教員・学生・職員の共同体であること」。学生の意志を尊重した自由な授業選択が認められ、他学部・他学科の科目も履修できるなど、今もその方針は受け継がれている。そうした教育を推進し、教育研究環境および学生の福利厚生施設を充実するために、E棟が2010年に建設された。自由な校風を表す卵型の外観をもち、明るく開放的な空間で構成された建築には、多摩丘陵の自然力が生かされている。 プロポーザルで選ばれ、同棟の設計を担当した内藤廣建築設計事務所の蛭田和則氏に話を伺った。自由な学びを活性化するサスティナブルな建築。-創立45年、キャンパスに新しい風を呼ぶために-東京都和光大学 E棟WAKO UNIVERSITY BUILDING E設計・監理:(株)内藤廣建築設計事務所09SCENE

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