SCENE69
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京都府学校法人 京都文教学園 宇治キャンパス「月照館」&「サロン・ド・パドマ」設計・監理:(株)吉村建築事務所KYOTO BUNKYO GAKUEN01SCENE創設100余年の学園が取り組むキャンパス再編心理学部(臨床心理学科)の2学部3学科編成で教育・研究を行っています。 宇治キャンパスへ移転して、40年以上が経ちます。この間には、短大の再編や大学の開学などがありましたから、様々な施設が各所に建てられました。現在、建物の老朽化対策が重要課題となり、キャンパスの再構築を進めています。こうした状況下で2010年、短大と大学の共用施設である月照館とサロン・ド・パドマを、短大50周年の記念事業として新設しました。月照館は浄土宗の宗歌「月かげの歌」と、建設地にあった旧月影寮から名を取りました。また、サロン・ド・パドマも同じく以前あって、学生に親しまれていた保護者会寄贈の建物名を引き継いだものです。“パドマ”とは「蓮の花」という意味です。充実した短大の実習・実験の場であり、新たな教育・研究の拠点-「月照館」 総合教育実習及び研究棟「月照館」は、キャンパス内に散在していた短大生の実習・実験教室や教員の研究室を集約する目的で、新設「短大50周年記念事業」は、未来への布石仏教精神を基軸に総合学園へ発展。今また、短大50周年が再編の始点に 京都文教学園は、1904年に、京都・法然院の獅谷佛定上人の発願により、仏教精神に基づいて女子教育を行う高等家政女学校(現在の京都文教中学校、京都文教高等学校の前身)として創設されました。その後1960年に、高等学校の教育をより充実発展させた、家政学園短期大学を開学しました。1967年、宇治キャンパスへ移転完了し、1980年に名称を現在の京都文教短期大学に変更しました。その間に短期大学附属家政城陽幼稚園、短期大学付属小学校を順次開設し、1996年に京都文教大学を開学しました。こうして幼稚園から大学と大学院を設置する総合学園へと発展しました。現在、短大はライフデザイン学科(2011年に新設)・食物栄養学科(2011年に名称変更)・幼児教育学科の3学科編成で、大学は人間学部(2012年総合社会学部に名称変更予定、文化人類学科・現代社会学科)と臨床ししたにぶつじょう未来への新機軸は「現場主義教育」

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