SCENE70
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名古屋大学 東山キャンパス ES総合館03SCENE後部デッキに設けられた非常用階段。特注のしつらえ。オープンキャンパスでの利用風景移動観覧席を半分収納して、前に建築模型を並べて高校生に説明。A3資料も拡げられる大型テーブル付き。軽く持ち上げるだけで安全に収納可能。会議室/テーブル:セリオ、イス:ビアネロ 102席移動設置が簡単な「シンクロトップシステム」を搭載したキャスター付テーブルを採用。ESホール/移動観覧席「テレスコープスタンド」AHP-A8104-23NTA 199席舞台照明や昇降式ステージなども装備。グローバル&ローカルに多様な連携を支援するキャンパス全学の知の交流拠点として利用されるESホール。 アクティブな場づくりをするために、エントランスホールに面するESホール、会議室、図書室の壁面はすべてガラス張りとし、中の様子が見えるようにしました。また大階段と吹抜によるダイナミックな空間は、人々の様々な交流を創り出しています。 ESホールの規模は、ここに本部がある工学研究科の教授会の出席者の人数(約200名)から決定しています。用途は主に教授会や講演などですが、様々なイベントに使うため、収納して平土間にもなる移動観覧席を採用しました。例えば講演後に移動観覧席を収納してパーティー会場とし、向かいにあるフレンチレストランのケータリングサービスも利用できます。先日の工学部オープンキャンパスでは、移動観覧席を半分収納して昇降式のステージも下げ、建築模型を展示しました。模型を前に、大学生が高校生に話しをしましたが、堅苦しくない雰囲気で好評だったのではないでしょうか。半分収納して利用したケースはこれが初めてなので、新しい使い方として学内にアピールしたいと考えています。 インテリアには、黒を基調とした実験劇場のような雰囲気を持たせました。舞台照明があり、ガラス壁面はブラインドを使って暗転させることが可能です。イスについてはクオリティも重視し、サンプルを用意してもらい、理工の研究科長が自ら座ってテストしました。名古屋大学では国際会議も多く、海外のお客様も来ますので、大きくしっかりしたイスでメモ台付きを採用しています。 ホールの反対側にある会議室は、学内に100席ほどの会議室が少ないせいか、よく利用されています。中でも100人規模の開催が多い学会には、便利な大きさですね。テーブルはキャスター付きなので、ESホールに移動して使うこともできます。CONCEPT

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