SCENE72
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科学技術は、地球と人類の豊かな未来のためのものです。そして知識が社会で重要な価値を占める21世紀の知識基盤社会では、環境の変化や科学技術の進歩に積極的に対処し、問題を解決する能力を備えたインテリジェントな高度専門技術者が期待されています。 本学では、「TDUグランドデザイン」に基づき、実験・実習を重視し、基盤教育、基幹専門科目の充実を図りながら大学院の充実・拡張を図り、未来社会で役立つ技術者の育成を目指しています。 大学の社会的な使命は、教育・研究・社会貢献といわれていますが、これらは個別ではなく、有機的に関連し循環するべきであると思います。そうした意味からも地域や産業界などとの連携は重要といえます。 またキャンパスはその大学の精神を表現します。人や環境、安全を体現したこの新キャンパスで学んだ学生たちが、本学の精神を胸に世界に飛躍していくことを楽しみにしています。防災拠点にもなり得る建物としています。 また、本学は以前から、産官学交流活動に力を入れてきました。2011年には、東京千住キャンパスの近くにある旧中学校を改装して複合施設「東京千住アネックス」を開設し、その4階に足立区からの要請に応えて起業家支援のインキュベーションオフィス※「かけはし」を設けました。3階には、大学が企業と協働で研究を行うためのリエゾンオフィス※を設けています。企業連携と共に地域連携の拠点としても期待されます。未来社会で役立つインテリジェントな技術者の育成を。足立区の誘致大学である東京藝術大学の宮田亮平学長作モニュメント「飛躍」1号館 アゴラ1号館 教室/イス:ルッシュ、デスク:CTZ※アゴラ:キャンパスの各所にあり、人々が集い語ることで新 たな価値が生まれるような空間。※ロッジア:待ち合わせやイベントなどに使える、ファサードに 面したピロティ状の空間。※インキュベーションオフィス:起業する入居者を支援する施設。※リエゾンオフィス:別々に活動しているグループの連携を 図るための施設。1号館 ルーフガーデン10SCENE2号館 教室

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