SCENE72
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大きく変わったのは出入り口です。以前は廊下の途中にありましたが、今回の改修で廊下の突き当たりになりました。扉は両開きで、大きなガラス窓から明るく楽しい館内が見えて、より入りやすくなっています。扉には校章にあるエルミン※のシルエットがくりぬかれていて、子どもたちからは、「教室の扉もこれがいい!」といわれるほど好評です。見通せる館内は、参考図書コーナーが設けられ落ち着いて学習に取り組める「調べ学習のコーナー」、絵本を中心に構成した読み聞かせもできる「おはなしのへや」、文庫、学習まんが、なぞなぞなどの楽しい本を配架した「おたのしみのコーナー」と大きく3つのエリアに分かれています。 改修以前からさまざまな季節ごとのイベントを実施してきましたが、改修後はさらにそれが効果的に行えています。たとえば、子どもたちが進んで参加した「しおりコンテスト」や、展示台につくった“おすすめの木”に自分が紹介したい本を葉っぱ型のカードに書き貼りつけていく企画など。“おすすめの木”は、葉っぱが沢山あつまって最終的にジャングルのようになりました。また、壁などの基調色は改修前は水色でしたが、今回の改修で淡いピンクとなり、明るくぬくもりのある、京都聖母学院小学校らしい館内になっています。京都聖母学院小学校 図書館いつ、どんなときに来ても楽しい京都聖母学院小学校らしい図書館です。すっかり変わって、図書館のあたたかい雰囲気が部屋の外に伝わってくる入口になりました。改修前の入口部分改修前入口横の大きな掲示板に貼られた「しおりコンテスト」の応募。壁面の書架は改修前から使っていたものです。中置書架は新しく平湯モデルの低い書架を使うことで子どもたちにとって見通しの良い開放感のある図書館になりました。※フランスの小動物で、"百合の花"ともいわれ、純潔の象徴として使われている。INTERVIEW京都聖母学院小学校図書館 学校司書小林 真矢 氏25SCENE

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