SCENE74
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1 ギャラリーC/展示や小イベント、講座などに使う。 2 「ちびっこうべ」 3 KIITOホール/グランドオープニングイベント。木製ボックスを舞台として使っている。 4 ギャラリーA/グランドオープニングイベント。イベントによっては、ホールとの一体利用も可能。 5 MUJI+クリエイティブスタジオ/(株)良品計画が、社会に貢献する商品のデザインや価値創造の事業を行うために設置。現在は防災をテーマとした展示を催している。 6 カフェ/オープンカフェ風にイベントなどの使用を予定。テーブルなど当時の家具を再利用し、水分検査機もそのままカウンターとして活用している。 7 ライブラリ/「デザイン都市・神戸」を発信するためのフリーペーパー「.DOCK」をはじめ様々な情報誌が並ぶ情報ステーション。家具は生糸検査所当時のものを再利用している。 8.9 レンタルスペース/床などの内装は、建設当時の雰囲気を伝えるために、ほとんど手を入れていない。 この建物は広くて部屋数が多く、さまざまなタイプの空間を備えています。ですから、催し物の性格や利用者の顔ぶれで、スペースを使い分けたり組み合わせたりできるのです。KIITOはオープンしてまだ半年しか経っていませんので、いろいろな人たちに使ってもらう中から、意外性のある使い方が見つかるといいなと考えています。歴史を重ねた建物は、個性はあるが主張しすぎず心地よいという特徴を持っています。そういった雰囲気を活かしながら使っていきたいですね。 今後については、基本的な方向は変わりませんが、若い方たちがより多く集まってくれるように、クリエイティブを中心に据えた新しいタイプのゼミも計画しています。神戸市は、東京などに比べてクリエイターの数が少なく、若い人材を育てていく必要があります。KIITO自身、まだ神戸市民に十分認知されていませんので、まずは広報に力を入れていくことが先決です。これからも市民のイベントをサポートし、市民と共に成長していきたいと願っています。歴史的な建物を基地に、市民をサポートしながら共に成長。9Photo:木村 耕平 48CULTURAL SPACE QUEST 06

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