SCENE76
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 「C-EAST地区開発計画」の「C」は中京大学の意味で、名古屋キャンパスにおける東部地区の開発計画のことです。開発をするうえで敷地は重要な要素となります。実は、中京大学の敷地の大部分は、長期間、隣接する興正寺からの借地でした。しかし昨年、その大部分を買い取って本学の敷地にできました。 本学には名古屋キャンパスと豊田キャンパス合わせて約13000人の学生が在学し、そのうち名古屋キャンパスには約8000人がいます。興正寺の森が本学の借景になっているので敷地が広く見えますが、実際には見かけほど広くないのが実情で、十分な敷地が確保しにくいという都心キャンパス共通の悩みを抱えていました。教室スペースはとりあえず確保していますが、授業以外で学生が快適に滞留できる場所が少ないのが現状です。これに対処するために、創立40周年に完成したセンタービル(0号館)の建設時に、4号館との間に5層吹き抜けのアメニティスペース「ガレリア」を、さらに2号館には円形劇場をイメージしたラウンジ「アレーナ211」という滞留場所をつくったのですが、まだ足りませんでした。そこで、新1号館にも、5層吹き抜けのアトリウム内に、学生の憩いの場を拡充し、キャンパス施設と教育体制を共に一新。03 CULTURAL SPACE QUEST

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