SCENE77
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 中宮と学研都市の両キャンパスを有する関西外国語大学の強みは、コミュニケーションの基礎となる高度な語学力と、国際社会で必要とされる専門能力を育成できることである。また、国内屈指の外国人教員数を誇るキャンパスは、世界各国の留学生や教員が行き交う多文化交流の場となっている。 現在、中宮キャンパスには、英語キャリア学部、外国語学部、短期大学部および留学生別科がある。英語キャリア学部では、国際職業人を目指すために、ネイティブの教師を囲んでオール・イングリッシュの授業やゼミが行われている。外国語学部では、基礎を確実に身につけるために、習熟度別の少人数授業が重視されている。そして、外国人留学生を対象とした留学生別科では、多様な言語と文化的背景を持つ留学生たちが、活発に討論形式の授業を展開している。こうしたさまざま少人数授業を重視した学びが、独自の国際人育成を実現。 関西外国語大学では、“入学から卒業までのライフデザイン”を大切にして、個人の意思や適性に応じた細やかな就職サポートを行う。“大学で習得した教養と実学を社会で生かさなくては関西外国語大学の理念に反する”という考え方は、創立時からのモットーである。学生の“世界を舞台に活躍したい”“国際社会に貢献したい”という夢を実現するため、7号館では“利用しやすく満足のいく就職サポート”が提供できるキャリアセンターづくりに取り組んでいる。 キャリアスタッフは、就職相談に訪れた学生に、カウンター越しではなく自ら歩み出て対応するなど、学生との距離が近くなるように心がけている。また、履歴書などの指導や面接練習を担当するCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)※との個人面談は、大学Webサイトから予約できる。そういった取り組みが功を奏し、就職相談やCDAの予約は常に一杯となっている。地下1階の資格サポート室には、業界や求人そしてインターンシップなどの資料棚や求人検索用のパソコンが並び、企業研究などに活用されている。そして、開放的な学生ラウンジは、予習や復習、合同学習に励む学生たちでいつも賑わっている。な少人数授業は、関西外国語大学の学びにとって重要な要素のひとつである。さらに、2014年度に予定される外国語学部のカリキュラム変更時には、履修登録科目の増加に伴う教室の確保も必要になってくる。魅力ある教育環境づくりを目指して、ガラス越しに広がる明るくオープンな教室群の活用が期待されている。学生の立場にたつサポートで、賑わうキャリアセンター。1※CDA:学生一人ひとりの達成度や目標を把握し、就職活動を総合的に指導・アドバイスする。13 THE TOPICS

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