SCENE78
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学生が望む“待っても食べたい”学食とは?食事利用はグループまたは1人、どちらが多い?全体的には3~4人が最も多い。それ以外は1人ないしは10人以上に分かれる。4人席のテーブルとイスを用意し、組み合わせて利用できるのがいいと思う。イスが足りない時は他の席から持ってくるので、軽量なものを希望。最近、学食の支払い方法はどう変わった?現金以外に、プリペードカードや電子マネーの使える学食が増えている。入口のメニュー展示の方法は?食品サンプルの展示や写真のみより、実物展示の方に惹かれる。カフェ風の学食なら、黒板に書くのもおしゃれでいいと思う。あったら便利な備品は? テーブルを広く使うために、荷物が置けたり食器を片付けたりできる場所がほしい。ワゴンのようなものが複数あるといいかもしれない。 早稲田大学学食研究会(略称、学食研)は、1999年に早稲田大学と学習院大学の学生によって設立された、日本初の学食研究サークルです。公認サークルとして早稲田大学で登録されていますが、法政大学など都内のさまざまな大学が参加しています。最近は、学習院女子大学や東洋英和女学院大学など女子学生も増えてきました。 学食研の日頃の活動は、週に1~2回ほど早稲田以外で魅力ある大学の学食や雰囲気を、見て楽しんで食べながら調査を行うこと。また年に2回行う合宿(夏・春)では、地方の大学の学食巡りや観光をしています。今年の春合宿は京都へ行き、京都大学や同志社大学を訪れました。学食ゼミやイベントも催していて、今年は学食研の設立15周年の記念イベントを開催する予定です。活発そうに見えますが、空いている日に参加すればいい気軽なサークルですよ。登録会員数は60人位で、日頃の活動には毎回10~20人位が参加します。大学の学生食堂(以下、学食)が、おしゃれに様変わりしつつある。各大学は、メニューにこだわり食環境を整えて学生や受験生に“魅力的な学食”を訴求し、それが大学の特色のひとつとなる時代がやってきた。食事の味・値段・メニューの他に、ピーク時の混雑、施設のデザインや清潔性そして活用などについて、学生利用者として早稲田大学学食研究会に、学食専門家として唐沢明氏に話をうかがい連載で紹介していく。変わる『学生食堂』「学食研」のモットーは、学食を楽しみ追究すること。早稲田大学 学食研究会 幹事長渡邉 駿 氏Shun Watanabe1Q学食研に聞きましたAQAQAQAQAvol.109 CULTURAL FILE

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