SCENE78
4/28

 桂川キャンパスは、「人が集い、学び、語り合い、夢の実現に向けて地道に活動を積み重ねる場」であり「愛行心を育む場」でもあります。さまざまな活動が行えるように、研修施設、福利厚生施設そして大ホールを備えた複合施設としました。基本的には行員の育成拠点であり、さまざまな研修やトレーニングに利用します。また、“人的な交流”を重視していますので、行員同士やOB・OGなどの交流に、さらにはお取引先様と行員の懇親の場にも活用したいと思います。 また、宿泊施設も使って世代間の行内交流を行い、当行の文化を継承していく場にしていきたいと考えています。加えて、地元の小・中学生を対象とした金融経済教室の開催や、地域の皆様との交流も視野に入れています。 これらの人材育成に対する当行の思いを、まさに主張する建築となりました。また、施設内の各スペースにも、当行独自の方針が反映されています。 特に、収容人数500名の大ホールは、多用途に使いたいという望みを移動観覧席が叶えてくれました。観覧席を展開し階段教室で500名の会議を、収納後の広い会場でイベントをと、活用の夢は次々に広がります。 「キャリア支援室」には、育休中や復帰直前直後の行員が子ども連れで来校して、学んだり先輩から体験談を聞いたりすること1 大ホールのホワイエから中庭を望む。向かって左右両側は主に研修室、正面の1階はキャリア支援室となっている。2 8階 ラウンジ「滴水」/計5室あり、写真の「左大文字/鳥居形」からは、京都の街並みの向こうに大文字山や嵐山が望める。 3 1階 キャリア支援室/パソコン、ベビーベッド、授乳スペース、子どもの遊びスペース等を用意。 4 3階 和室研修室(茶室)/茶道以外に外部講師を招いた研修等にも活用。 5 1階 研修施設/表格子風の窓を通して坪庭を見る。行員のさまざまな声と夢を具現化した複合施設。独自の方針が隅々まで反映され、個性的なスペースに。夢の実現に向けた活動を支える、多様な場づくりを。5421303 CULTURAL SPACE QUEST

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る