SCENE78
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が、図書館周りのオープンスペースも含めて計画すれば、より本に親しみが持てる空間になります。この「メディアセンター」が、本を介して、人と人、人と情報、人と知識のコミュニケーションができる場に成長することを願っています。る従来の学校図書館と異なり、入ってすぐ見やすい書架がある“本が子どもに語りかけてくるような配架” に、新鮮な驚きを覚えました。また、書架が低く抑えられていて見通しがよいので、子どもたちが本を探しやすいうえに司書さんが管理しやすいと思いました。 従来の図書館のレイアウトは、館内で完結させるという考え方がまだ主流ですもの見守りボランティアなどの活動が始まっています。 浄水北小学校の参考にするため、立命館小学校の〈平湯モデル図書館〉を見学に行きました。閲覧スペースが手前にあ思わず本を手に取りたくなる湾曲書架。自由読書の時間を楽しむ子どもたち。1~2階が吹き抜け空間のメディアセンターは、手すりを格子状にして見通しを良くし、1階との一体化を図っている。2階は、パソコン教室と隣接する参考図書スペースの間が開放できるようにしてあり、将来はメディアセンターで同時に2クラスの調べ学習の授業が可能となります。子どもたちを呼び込みやすく館内も見渡せる湾曲したカウンター。奥の司書スペースは、サービスや管理がしやすいよう広さを確保し、読み聞かせのボランティアとの打合せにも使う。子どもたちで賑わう図書館で、本を介した人と人の交流を。NEW TREND 08

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