SCENE82
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5134専門性の高いボランティアです。例えば、カフィーユはカフェ「リースヒェン」を運営しますが、おいしいコーヒーを入れるために、地元の有名コーヒー店へ研修に出しています。学生たちは、学部学科を越えて集まるので、ふだんは会うことのない学生と友だちになり人間関係が広がります。 今までも、そしてこれからも力を入れていきたいのが、地域貢献です。立地している神戸市灘区の良さを活かして、地元の役に立ちたいと考えています。 例えば小さな試みですが、「摩耶山活性化プロジェクト」の一環として「オープンハート・イルミネーション点灯」を行っています。摩耶山の麓にある本学キャンパス内に、巨大なハート型のイルミネーションを設置し点灯して、山上の展望台から真っ赤なハートを灘区の夜景の中から見つけるというイベントです。“Open Heart”は松蔭女学校時代のヒュース校長が生徒たちに語っていた言葉で、“胸襟を開いて、ざっくばらんに”という意味です。明るく寛容な校風として今に受け継がれています。 学生たちがどの地で社会人になっても、神戸の地で体験した地域との関わりを、社会貢献に活かしていってほしいと願っております。1 キャンパスのメインストリート/左手前にチャペル、その奥に図書館、右手に本館が見える。さらに登るとテニスコートや北グラウンドがある。彼方に摩耶山を望む。 2 卒業生の結婚式/学生はブライダルキャプテンなどのボランティアでサポート。 3 聖歌隊/チャペル行事、入学式・卒業式などで活躍する聖歌ボランティア。4 カフェ「リースヒェン」/チャペル行事で運営し、売上は全額を福祉施設へ寄付。 5.6 オープンハート・イルミネーション点灯/キャンパス内のテニスコートにハート型イルミネーション設置し、それを摩耶山山上の展望台から見る。背景は神戸市灘区の街並み。神戸での地域体験は卒業後の社会貢献に生きる※ヌーン・サービス:昼の礼拝。授業がある平日、全学生・教職員が参加可能な形で行っている。※カフィーユ:チャペルコンサートでカフェを運営する学生のサークル。265CULTURAL SPACE QUEST 04

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