SCENE86
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北陸新幹線・飯山駅開業に合わせて2016年1月にオープンした飯山市文化交流館「なちゅら」は、質の高い音楽環境を備えた芸術・文化振興の拠点として新設された。ガンギ※から発想された路地空間“ナカミチ”が施設間を繋ぐ拠点は、市民が気軽に使える公共施設である。また、県産の木材を多用して、温かな建築空間づくりがなされている。そういった建築計画と大ホールなどの施設づくりについて、隈研吾建築都市設計事務所・設計室長の川西敦史氏と寺川奈穂子氏にうかがった。“ナカミチ”でつなぐ、市民が行き交う文化の場。※ガンギ:雁木。豪雪地域・新潟県の商店街などで見られる雪よけの屋根。01 CULTURAL SPACE QUEST

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