SCENE86
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N 樋又キャンパス新設の背景には、地域連携活動に使用できる十分なスペースや、耐震補強が未着手の教室等の代替施設が必要であったことなどがあります。 新キャンパスは「文京キャンパス」と県道の結節点にありますので、建築的には文京キャンパス側との一体感や県道から入る人々の流れやすさを重視しました。建物は文京キャンパス側と県道側に開口してガラス張りを多用し、さらに中庭の周りを回遊させることで人の流れをスムーズにする動線づくりをしています。また、各教室や研究室へのアクセスのほとんどが1階の中庭から始まるようにしました。 キャンパス計画のコンセプトは、“学生の自主的な学修活動や社会人との共同活動がスムーズに行える学び空間”であるとともに、“地域社会との連携を通して、学生の修学意欲の向上や研究交流の隆盛に繋がる開放的な空間”であることです。主要キャンパスと県道の結節点に建つ、“大学の新しい顔”社会連携事務室多目的室ソーシャル・コモンズとカフェキャリアセンターレストランアカデミック・ソーシャル・コモンズ1F 平面図文京キャンパス側東側から西側を望む 県道側 至 道後温泉 →学校法人松山大学理事長松山大学学長村上 宏之 氏Hiroyuki MurakamiNEW TREND 08

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