SCENE88
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経験になったのではないでしょうか。 キャンパスづくりにおいてもうひとつ大事にしたいのは“キャンパスがきれいなこと”。キャンパスがきれいだと、学生の心は落ち着くのです。心が落ち着くと周りが見えてきて、他者へも心の目が向くようになります。そういった環境で育った学生は、人間関係をつくり出し大切にすることができます。その経験は社会へ出てから何にもまして貴重な財産となります。 キャンパスの更なる充実と、これからの社会の期待に応えられる人材育成を目指して、「Master Plan 2022」の取り組みを一歩一歩進めていきたいと考えています。タリングなどに加えて、学生の声を直接聞くことのできる貴重な場となっています。 学生が関わるもうひとつの形は、施設づくりに学生の学習成果を活かすことです。例えば、響友館3階ラウンジの新設やクリスタルカフェ1階のリニューアルでは、現代ビジネス学部都市環境デザイン学科の建築を専攻する学生たちが、インテリアのデザイン提案を行いました。最終段階でプロの設計士がサポートしましたが、ラウンジは北山杉をアクセントにしたコンセプトやデザインが、クリスタルカフェは木を基調にしたスタイリッシュなデザインがインテリアへ反映され、学生にはとても貴重な 私たちは、大学と学生が共にキャンパスづくりに関わることが、とても大事だと考えています。本大学には、学生の手で組織された学生自治会があって、各クラスから選ばれた代議員の学生たちが、「教学懇談会」の場で大学と話し合いや交渉を行います。学生は、自分たちの声をキャンパスづくりに活かすにはどうすればいいのかを、話し合いと交渉によって実践的に学びます。大学にとっても、この会は授業アンケートやキャリアセンターのモニ学生と大学が共につくるキャンパスで、学生の人間力を育てる8765CULTURAL SPACE QUEST 06

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