SCENE89
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豊中市役所 都市活力部文化芸術課 主幹橋本 信也 氏Shinya HashimotoSPACE QUEST 01TOYONAKA PERFORMING ARTS CENTER市民とともに、豊中らしい文化芸術活動の発信を目指す。大ホール、小ホールを備えており、隣接する「アクア文化ホール」は「文化芸術センター中ホール」の位置付けとなる。「中央公民館」も含んだ全敷地面積は16,660m2に及び、地下駐車場を含む、地上3階までの延べ床面積は、旧市民会館の約1.7倍となる 13,425m2。1Fフロア図[左]地下1階 大楽屋/イス:ルッシュ特注品、テーブル:セリオ特注品 [中]1階 展示室/可動式の壁で最大5部屋に区切ることができ、目的に合わせたフレキシブルな美術・博物展示が可能。[右]2階 ミーティングルーム/自然光を採り込む光庭に面し、ガラス張りの開放的な空間。ロールスクリーンで開放性を調整できる。テーブル:CTZ特注品  中ホール(アクア文化ホール)中央公民館多目的室エントランスロビー大ホール展示室小ホールピロティ1階席ホワイエ1階席ホワイエ 2017年1月、豊中市民の新たな文化芸術の拠点として「豊中市立文化芸術センター」がオープンしました。これにより文化芸術の鑑賞の場としてはもちろん、市民の文化芸術活動の場、文化芸術を担う人材育成の場としての活用が期待されています。そこでセンターの整備担当者であり豊中市役所 都市活力部 文化芸術課の橋本信也氏に、オープンまでの経緯と今後の運用についてうかがいました。 豊中市では1968年に市民会館、1984年にアクア文化ホール、1989年にローズ文化ホールを整備し、市民の文化芸術活動の拠点としてきました。この中で市民会館は老朽化が著しく、2009年の検査で耐震性にも問題があることが判明し、2011年3月をもって閉館。これに代わる施設として市民会館の跡地に建設が決まったのが「豊中市立文化芸術センター」です。 市は市民会館の老朽化が目立ち始めた2003年当時から、各分野の学識経験者と市民委員で構成される検討委員会を組織し、新しい施設のあり方について検討を重ねてきました。当初はホール機能だけでなく美術館、博物館を併設した複合施設の構想が進んでいましたが、その後、施設規模・内容を見直し、2012年に策定されたのが「(仮称)豊中市文化芸術センター整備計画」です。これによりホール、美術、博物部門を一体化し、美術・博物部門は展示を中心とした事業展開を図ることになりました。カフェ03

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