SCENE89
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1階 多目的室/大規模な会議や講演会、ワークショップなどに使用でき、展示室との併用で美術・博物展示にも対応。イス:ミロ、テーブル:CTZ特注品[左]2階 キッズルーム/催しの際の一時保育に使用。 [中]2階 和室/炉や水屋を備えており、本格的な茶事にも対応。 [右]3階 テラス/阪急電車や大阪国際空港に着陸する飛行機などの眺望が楽しめる憩いの場として利用。 また、施設の管理運営については、市に本拠地のある「日本センチュリー交響楽団」が「指定管理者」として名を連ねており、オーケストラが文化施設の指定管理者として携わる全国的に珍しい事例として注目されています。同楽団とは、豊中市が推進する「音楽あふれるまち」への取り組みにおいて「音楽あふれるまちの推進に関する協定」を締結。毎年秋の「とよなか音楽月間」には、市内の教会や寺院、歴史的建造物など各所で「豊中まちなかクラシック」を開催しています。今後は文化芸術センターの指定管理者として、演奏事業だけでなく事業企画やアートマネジメントの分野における協働が期待できます。 ほかにも豊中市では、市内に立地する大阪大学、大阪音楽大学などと連携し、多彩な音楽イベントを展開しています。こうした官民協働による取り組みが評価され、平成27年度の文化庁長官表彰「文化芸術創造都市部門」を受賞しました。これは大阪府内では初めての表彰となります。 オープンした文化芸術センターには、大ホール、小ホールをはじめ、美術・博物展示に活用できる展示室と多目的室があり、エントランスロビーではミニコンサートなどの催しもできます。今まで培ってきた幅広い市民との協働を活性化できる施設の誕生により、単に芸術鑑賞の場としてだけでなく、市民とともに豊中らしい文化芸術活動を創造し、市民の参加・交流を通して文化芸術活動を担う人材育成にもつなげていきたいと考えます。04

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