SCENE92
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三重県総合文化センター至大阪・名古屋JR紀勢本線至松阪・伊勢三重交通バス停「南河路」三重県庁三重会館津なぎさまちJA津安芸中勢バイパス西郊中2323163津新町駅津 駅伊勢鉄道線近鉄名古屋線三重交通バス停「サオリーナ前」三重交通バス停「サオリーナ前」津市役所伊勢自動車道芸濃I.C津I.C津市産業・スポーツセンターSPACE QUEST 01TSU CITY INDUSTRY AND SPORTS CENTER “SAORINA”市民の声を反映した、総合的な屋内スポーツ施設の整備へ。2006年に市町村合併をした本市には、各地域に数多くの小規模なスポーツ施設があります。しかし、全国規模の大会が開催でき、市民の健康増進やスポーツ等を通じた交流の拠点となる施設が少ないことから、2008年に策定した総合計画において「県都にふさわしい総合的なスポーツ施設の整備」を掲げ、検討を進めてきました。当時、屋内スポーツ施設の中核として全地域から利用が多かった津市体育館と津市民プールは、共に設置から半世紀以上が経過して老朽化が著しく、体育館は駐車場等の付帯設備やバリアフリーへの対応が不十分なため、大規模な大会利用は困難な状況でした。また、市民プールも修繕・維持管理費の増大が問題となっており、武道活動の拠点である「三重武道館」も全国規模の大会が開催できる施設規模ではありませんでした。この状況を裏付けるように、2009年に実施した「スポーツ施設に関する市民意識調査」でも、総合的な屋内スポーツ施設の建設と大規模な大会誘致への要望、誰もが気軽に利用できる施設、多目的に利用できる施設を希望する声が目立っていました。これらを踏まえ、2011年に策定された「津市屋内総合スポーツ施設基本計画」に基づき、両施設の移転整備と武道場機能を持つ「屋内総合スポーツ施設」の具体的な計画がまとめられ、コンベンション施設「メッセウイング・みえ」の敷地を活用するという立地計画が立てられました。この区域は伊勢自動車道津ICから車で3分と交通アクセスに優れ、広域交通網の結節点でもあることから、新施設は陸の玄関口のランドマークとなります。さらに、敷地の南側と国道23号中勢バイパスを隔てた西側は駐車場に拡大し、大規模イベントにも対応可能な約1,800台を備えることで、年間20万人を動員するメッセウイング・みえとの相乗効果も期待できます。[左]周辺の景観や既存施設のメッセウイング・みえと調和を図った施設配置。[右上]選手更衣室/イス:ルッシュ [右下]控室/間仕切で部屋を3分割にして利用できる。イス:ルッシュ津市スポーツ文化振興部産業・スポーツセンター推進室 主事坂口 友介 氏Yusuke Sakaguchi03

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