SCENE95
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[上]3階 ラーニングスクエア(個人学習ゾーン)/イス:プロ、ビッグテーブル(照明・花器・ACコンセント)、カウンターテーブル[下左]3階 ラーニングスクエア(アクティブゾーン・交流ゾーン)/イス:ティーポ、テーブル:DT-15特注品、オープン棚、プリンター台、レポート提出用ポスト[下右]3階 ラーニングスクエア(少人数学習ゾーン)/イス:アイパッグ、テーブル最新の教育設備とアメニティ環境で、学生のモチベーションを向上SPACE QUEST 02HYOGO COLLEGE OF MEDICINE教育研究棟の設計にあたっては、教育施設・研究拠点として高い機能を有することに加え、学生のモチベーションを高めるアメニティ設備の充実も図りました。6階に新設された学生食堂は、開放的な空間の中で学生がリラックスして食事が楽しめる場となり、食堂テラスや中庭、学生ラウンジなど多彩な憩いの空間を同じ階に設けることで、学生たちの気分転換や交流の場としています。その他、売店や書店など学生生活の利便性を図る施設も新設しました。一方、新たな教育環境では、各デスクに電源を完備した講義室や、大スクリーンと映像機器を備え、最後列からも必要な情報が得られる大講義室などICT環境を整えています。さらに、教育研究棟のコンセプトである能動的な学習を促進するための空間を設けました。少人数のグループ学習専用の個室「SGL(スモール・グループ・ラーニング)」と、チームに分かれ演習などを通じて主体的に学ぶ「TBL(チーム・ベースド・ラーニング)」用の講義室です。SGLはひと部屋10席・21室設置し、医学教育センターと双方向通信できる設備や室内のカメラ映像をモニターできる設備を整え、グループ学習を支援します。また、TBL用の講義室は可動式の家具を導入することで、講義形式の授業で知識を得てからフレキシブルにグループを構成し、TBLがしやすい環境を整えています。そして、リラックスした雰囲気の中、能動的な学習を促進する共有スペースとして設けたのが、棟のシンボルとなる「ラーニングスクエア」です。その後方には「ステップラウンジ」と名付けた大階段があり、階段をベンチ代わりにして仲間とのコミュニケーションに活用できます。09

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