SCENE95
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知性を身に付け、境界を超え、共に学ぶ「学びの立命館モデル」私たち立命館学園は2大学と4附属中・高等学校、1附属小学校で構成され、学生・生徒・児童総数約4万8千人を擁する総合学園として成長を遂げてまいりました。2010年には創立110周年を迎えており、これに先立つ2006年には、学園の理念、使命を共有し、それを広く社会に発信する目的で「立命館憲章」を制定しています。この立命館憲章の精神に則り、2020年に向けた中期計画として策定したのが「R2020」です。学園ビジョンとして「Creating a Future Beyond Borders 自分を超える、未来をつくる」を掲げ、その実現のための基本計画を前半期と後半期に分けて立案しています。R2020策定の背景には、本学園を取り巻く環境の変化があります。急速に進む少子高齢化は言うに及ばず、グローバル化の進展とテクノロジーの進化は、国際競争を激化させるとともに、多様な文化を認め合い共生する必要性を高めています。このような社会の変化に対応できる人材育成を考えたとき、知識を提供するだけではなく、自分の頭で考え、課題を発見し、それを解決するために行動できる力の養成が求められていると考えます。そこでR2020では、「学びの立命館モデル」の確立を本学教育の大きな柱として掲げました。この考え方の特長の1つは、正課(授業)と課外活動が両輪となって学生を成長させるというものであり、もう1つの特長は、学生同士が「学び合う」ことで主体的に学ぶ力を養成するというものです。 特に2つ目の主体的な学びを支援するために重要となるのがキャンパスの整備です。学校法人 立命館 副総長立命館大学 副学長立命館大学 法科大学院 教授市川 正人 氏Masato Ichikawa存心館 ラーニング・コモンズ「ろこも」/イス:ティーポ、テーブル:DT-15、テーブル、ボックスベンチ02

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