SCENE98
10/36

グローバル時代を生きる「人間力」を育むSPACE QUEST 02NAGASAKI NIHON UNIVERSITY SENIOR & JUNIOR HIGH SCHOOL調べ学習のエリア/生徒が各々、調べ学習をしたり、授業やロングホームルームなどに活用できる調べ学習のエリア。[左]カフェテリア/イス:プロ、テーブル:DTN [右]視聴覚室/講義デスク・イス:SCF-1507自然光が入る開放的な空間となった新図書館には、木の温もり溢れる「平湯モデル」の家具が落ち着きと心地よさを演出してくれます。旧図書館でも採用していた平湯モデルですが、新校舎に移り環境が整ったことで、その特性が十分発揮できるようになりました。視線をさえぎらない背の低い書架のおかげで、司書がカウンターから図書館全体を見渡すことができ、本を探しに訪れる生徒たちの動きも把握できます。廊下から館内がよく見えるガラス戸は、自然光を受け生徒を呼び込む力を増したのか、オープンしてからというものわずかな休み時間にも息を切らせて入ってくる生徒たちの姿が目に付くようになりました。生徒たちの「ワクワク」する気持ちが手にとるようにわかります。本校では1学期に1度読書週間を設け、全校生徒が毎朝30分間読書をするのですが、図書館が身近になったことで、読書週間を機に図書館の常連になる生徒も増えてきました。授業で教師が推薦した図書を、休み時間に気軽に探しに来る生徒の姿も見受けられるようになり、「こんな本はないの」と司書に尋ねる生徒もいます。図書委員たちが考えた推薦図書は入り口の展示台にレイアウトされ、 定期的な「図書館だより」の作成を通して本と親しむ啓発活動も活発です。司書は図書委員の主体的な活動をサポートするとともに、今後は教員との連携を図りながら、授業で09

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る