SCENE110
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02新7号館 1-2階 TCUホール/大型タブレットが装備された336席の移動観覧席を展開すると約500人の収容が可能な多目的ホール「TCUホール」。可動間仕切りで2室に分割でき、講義室としても活用。移動観覧席「テレスコープスタンド」:AHP-A8209-3M-20,28BTN特注品 336席、可動イス:ティーポ2009年に武蔵工業大学(1929年創立)と東横学園女子短期大学(1938年創立)が統合して誕生した本学は、2029年に創立100周年を迎えます。その翌年の2030年は、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指す年であり、世界に課せられた課題解決に向け、さまざまな分野でイノベーションが求められています。本学もまたSDGsの達成に寄与すべく都市が抱える多くの課題解決への貢献を目指し、教育・研究改革のための中長期計画「アクションプラン2030」を策定しました。その一環として推進しているのが、世田谷キャンパスの敷地面積約3分の1をリニューアルする「東京都市大学キャンパス再整備事業」です。これに基づき、2018年に6号館、2019年には国際学生寮を竣工し、計画的な施設更新を図ってきました。そして今回、主要な教育研究施設や既存校舎を一新し、さらなる教育研究環境の充実を図る新棟の誕生となりました。2022年4月に供用を開始した新7号館は、キャンパスを貫通する主要な動線が交わる立地から、学生たちのアクティビティの中心となる施設として位置付けています。等々力キャンパスから移転した都市生活学部と人間科学部の教育研究の場になるとともに、今まで大人数の学生を収容する施設がなかったことから、移動観覧席を備えた約500人を収容できる多目的ホール(TCUホール)も新たに設置しています。また、8月に第1期工事を完了した新10号館は、世田谷キャンパスの6学科の研究室・実験室を集約し、理工学系の教育研究における最重要施設となります。今後2期工事とキャンパスの外構整備を進め、2023年度〜2024年度の完了を予定しています。東京都市大学 学長三木 千壽 氏Miki Chitoshi創立100周年に向け新たな教育・研究改革フィールドが誕生

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