SCENE110
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06新10号館[左上]3階 ラウンジ/イス:X50、ハイチェア、テーブル、カウンターテーブル、サイドテーブル、ホワイトボード [右上]5階 ラウンジ/イス:チャット、ハイチェア、卓球台ミーティングテーブル、カウンターテーブル、サイドテーブル、ホワイトボード [左下] 屋外ラウンジ/屋外用ベンチ、屋外用テーブル [右下]4階 会議室/イス、テーブル:CTZ(既存家具)新7号館 外観そして、6つの学科(機械工学科・機械システム工学科・電気電子通信工学科・原子力安全工学科・都市工学科・知能情報工学科)が交流し刺激し合いながら教育・研究を進める「オープンラボ」をコンセプトに、内部はガラスパーティションを多用して可能な限り透明性を確保することで、他分野の学生が互いの気配を感じられるように配慮しました。各階には必ず異なる学科を配置するゾーニングとし、階段やエレベーターなどの縦動線付近には共用ラウンジを設けることで、交流の促進を図っています。これにより異なる学科同士が相互に連携しながら教育・研究を進展させ、学際的な連携研究の成果を期待するものです。また、世田谷キャンパスを南北に抜ける貫通通路に並行して1階部分を開放的な中庭にしました。ヨーロッパの歴史ある大新10号館 外観※1 ZEB:一次エネルギー(空調、換気、照明、給湯、昇降機、その他)の消費量を削減する「省エネ」と、エネルギーを創る「創エネ」をプラスし、建物のエネルギー消費量を正味ゼロにすることを目指した建物のこと。※2 BELS:建築物省エネルギー性能表示制度の略称で、建築物の一次エネルギー消費量に基づき、評価機関が星の数で5段階評価し、省エネルギー性能を表示する制度。学の中庭では、多様な専門分野の研究者がコミュニケーションする風景が当たり前となっていますが、新10号館でもそんな風景が日常になることを期待しています。今回のキャンパス再整備事業を通して生まれた開放的な新校舎が、本学の建学の精神「公正・自由・自治」を具現するフィールドとなり、創立100周年へ、さらにはその先の100年を創造する教育・研究を生み出す原動力となることを願っています。東京都市大学 世田谷キャンパス所在地:東京都施主:学校法人五島育英会新7号館設計:株式会社東急設計コンサルタント(統括) 施工:東急建設株式会社学習環境デザイン:Playful Learning Design Lab.新10号館設計:株式会社東急設計コンサルタント施工:東急建設株式会社堀場弘+シーラカンスK&H

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