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09SPACE QUEST 02TOKYO FUTURE JUNIOR HIGHSCHOOL各教室には移動が容易なキャスター付きのデスク、軽量なイスを採用し、グループ学習など多様な学習形態に対応可能。 [上]4階 普通教室/イス:ティーポ特注品、デスク:タクト特注品、教卓、ロッカー [下左]3階 普通教室/イス:ティーポ特注品、デスク:タクト特注品、教卓、ロッカー [下右]2階 普通教室/イス:ティーポ特注品、デスク:タクト特注品、教卓、ロッカー現在、三幸学園は「飛鳥未来高等学校」、「飛鳥未来きずな高等学校」という2校の通信制高等学校を運営しており、2025年には■城県に3校目となる「飛鳥未来きぼう高等学校」を開校する予定です。少子化の中で全日制の高等学校が減少する中、通信制高校の生徒数は増加傾向にあります。要因として考えられるのが中学校の不登校生徒の増加であり、通信制高等学校がその受け皿になっていると思われます。三幸学園においては、不登校を経験した生徒たちが通信制高等学校への入学によって専門学校や大学への進学を目指していくという実績を培ってきました。人間の自己効力感は歳を重ねるにつれ低下する傾向がありますが、早い段階で社会や人と交わることができるようになれば、自分を肯定し自力で生きていく力を取り戻すことができるはずです。それを私たちは「立て直す」と表現しています。不登校児童・生徒の問題は深刻で、中には小学低学年から不登校になってしまう児童もいます。そうした子どもたちに、より早い段階で「立て直す」場として開校したのが「東京みらい中学校」です。本校の教職は、三幸学園がモットーとする「あきらめない教育」を実践する者たちが担うことになります。三幸学園には「キャリアチャレンジ制度」という人事制度がありますが、多くの職員が手を挙げてくれました。それとともに、公教育で一般的な「一斉授業」に問題意識を持った若い教員の皆さんも、三幸学園の理念に賛同し参加してもらっています。三幸学園とその関連会社で構成される三幸グループは、GPTW※が毎年発表する「働きがいのある会社」ランキングの常連となっています。私たちは教育の基本をサービス業と位置付け、サービスの品質をあげるためには職員一人一人が自分の仕事に誇りを持ち、その意義を理解してもらう必要があると「あきらめない教育」を貫き、自身を“立て直す”場を目指す

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