SCENE113
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04[上左]一般教育教室/イス:X50 [上右]MUBAには4つの本格的なコンサートホールが設置され、プロの音楽家による公演も実施されている。 [下左]・[下右]カフェテリア/食事の際のコミュニケーションの場として利用されるとともに、グランドピアノを使ったコンサートやイベントも開催できる。イス:X50活躍できる人材を育成したいと考えます。音楽・バレエ学校としての施設面では、音楽教育の基本であるマンツーマンレッスンができるよう、120室を超える音楽専用の教室を設置しています。その他、練習室や音楽スタジオも備えており、生徒は早朝から夜間まで自由に学校への出入りが許可され、自分のライフスタイルに合わせて、練習時間を確保することができます。朝8時から夜7時まで利用できるカフェテリアは、生徒たちのコミュニケーションの場としても利用できるほか、カフェテリアに設置されているグランドピアノを利用したコンサートやイベントも開催されています。MUBAには、4つのコンサートホールと6つのダンスホールが備わっており、本格的なコンサートやバレエ公演を行うことができます。本校はエストニア国立歌劇場、ヴァネムイネ劇場、エストニア国立バレエ、エストニア国立交響楽団など、一流の劇場やアンサンブルと強力なパートナーシップを結んでおり、生徒も頻繁に参加してプロの舞台で経験を積んでいます。また、プール、サウナ、ピラティススタジオ、バスケットコート、ランニングトラックを備えたスポーツ複合施設も併設。施設内には学生寮があり、学びの場と生活の場が融合していることは本校の大きな特長といえます。学生寮には快適な居室と広いリビングルーム、キッチンが備わっており、教員が24時間待機しています。特にバレエコースからは、フィンランド、ポーランド、ウクライナ、トルコ、日本などさまざまな国籍の学生が入寮しており、同じ夢を持つ学生たちが国境を越えて学び、共に生活することで多様な価値観を育む場にもなっています。MUBAは音楽・バレエ教育と職業訓練を組み合わせたエストニアで唯一の音楽学校であり、卒業生はエストニア国内外の音楽アカデミーへ進学するための優れた基盤を身に付けることができます。たとえ音楽家やバレエダンサーの道を進まなかったとしても、MUBAでの教育はあらゆる分野で役立つ土台となり、音楽やバレエの教師、劇場スタッフなど、幅広い進路の選択肢があります。さらに、エストニアでもトップクラスの優秀な教師陣から学ぶことで、知性を高め、芸術的な視野を広げられます。名門の歴史を背負った伝統あるそれぞれの学校が1つになったことで、新たな教育の成果が生まれることでしょう。伝統と革新が同居する、そんな学びのフィールドにMUBAが成長していくことを期待しています。

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