SCENE113

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08昼間 一彦 氏Hiruma Kazuhiko鮮やかな色彩の家具が目立つオープンスペースは、生徒が好きな時間を過ごす空間となっている。　［左］3階 オープンスペース／ソファ、ベンチ書架、壁面書架、書籍　［右］7階 オープンスペース／ソファ、ベンチ書架、壁面書架、書籍私たち「三幸学園」は、全国で60校以上の専門学校のほか大学、短期大学、高等学校、保育施設を展開する学校法人です。医療事務や歯科アシスタントなど医療系の事務職を中心とした人材育成を皮切りに、スポーツ、美容などさまざまな分野の人材育成を担う専門学校事業を展開。蓄積したノウハウを教育分野でさらに発揮するため、大学、通信制高等学校、保育園などを開校・開設してきました。そこに貫かれているのは、私たちの教育を受けた人材が社会や地域で活躍し、さまざまな困難を希望に変えるという使命です。そのような中、近年着目したのが年々増加し続ける不登校児童・生徒の問題でした。令和4年度の調査結果で、日本の学校法人三幸学園 理事長小中学校の不登校児童・生徒は過去最高の29万9,048人を記録しています。この状況は、将来社会や地域で活躍するはずの人材が埋もれてしまうという社会の重大なリスクを意味しています。「東京みらい中学校」の設立は、その解決の一助となることを目指したものです。本校は、学習指導要領の内容などにとらわれず、不登校の状態にある児童・生徒の実態に配慮した、特別な教育過程を編成し実施することが定められた文部科学大臣指定の「学びの多様化学校」です。平成17年に制度化されてから全国に24校設置され（令和5年時点）、うち私立学校としては本校が11校目の開校となります。“困難を希望に変える”教育で、社会のニーズに応えたい