08所在地:東京都施主:学校法人東京理科大学設計:株式会社 日建設計[上左]2階 C201教室/イス:ティーポ、固定デスク:SCF-PC-5505-T特注品 [上右]2階 C203教室/イス:ティーポ、固定デスク:SCF-PC-5505-T特注品 [下左]3階 C303教室/イス:ティーポ、テーブル:CTZ特注品 [下右]3階 C306教室/イス:ティーポ、テーブル:CTZ特注品研究科が合流し、新たに完成した「共創棟」で教育研究が展開されることとなりました。地下2階・地上11階建ての「共創棟」は、低層部(1〜4階)が「交流・事務・教室」の機能、地下階および5〜11階が「研究機能」と、空間の役割を分離する構成となっています。学生の交流の場となる低層部は、1階に巨大なインフォメーションウォールが配置されたラーニングスクエアを中心に、エントランスホールから「□飾にいじゅくみらい公園」に面する南側の吹き抜けまでが連続する空間となっています。インフォメーションウォールは大学からの発信に加え、各種発表や勉強会など多様な活用を通して集いの空間を創出し、学部学科を超えた活発な交流を生み出すきっかけづくりに貢献します。5階以上の研究エリアは、研究に専念・集中できる環境を整えました。11階を共同研究室フロアとし、工学部、先進工学部、薬学部の異なる分野であっても、テーマが重なる可能性の高い研究室を配置し、学部の垣根を超えた研究活動を進め、「薬工連携」を実現するフロアと位置付けています。また、共創棟では、既存棟と同様に、階段室を活用した自然換気や、太陽光発電等、環境に配慮した取り組みを行っています。共用部は天然木に不燃性の加工を施した天井材を用いており、不燃木を積極的に活用することで、脱炭素社会の実現にも貢献しています。1階の床材のテラゾータイルは、本学の各キャンパスから集めた骨材を織り交ぜており、全学のつながりを演出する仕上げ材となっています。今回の合流により、□飾キャンパスは3学部・3研究科体制となり、約7,000人が学ぶキャンパスへと進化しました。本学では今までも活発な学部間連携を通して一定の成果をあげてきましたが、今後距離の壁がなくなることで、やりとりできる頻度が上がり、有意義な情報交換と連携が活発化しそうです。新たな「共創」の場も生まれたことで、薬工連携を軸に多様な交流を促しながら、「世界の未来を拓くTUS」にふさわしい挑戦を続けることで、□飾キャンパスから世界を変えるイノベーションを創出していきたいと思います。東京理科大学 □飾キャンパス 共創棟
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