SCENE118
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1階 カフェ/京都の喫茶店「前田珈琲」のオープンテラスカフェは、一般の方も利用が可能。イス、ハイチェア、テーブル、ハイカウンターテーブル、展示ケース学校法人龍谷大学理事長本学では、創立400周年を迎える2039年度末を見据えた長期計画「龍谷大学基本構想400」への取り組みとして、深草(京都)、大宮(京都)、瀬田(滋賀)の三つのキャンパスの教育研究環境を整備し、機能・学びを充実させる「龍谷大学キャンパスブランド構想」を推進しています。その一環として2023年4月に心理学部を新設、2025年4月から1期生が大宮キャンパスで新たな大学生活をスタートしました。今まで文学部(3・4回生)のみであった大宮キャンパスに心理学部(3・4回生)が加わり、さらに本学付属の平安高等学校・中学校が2026年に創立150周年を迎えることを踏まえ、大学と付属中高の施設整備を一体的に行なうこととしました。その結果、誕生したのが「黎明館」です。地上3階建ての1階には、中高施設として図書室や自習室、食堂を備えるとともに、エントランス付近には生徒、学生だけでなく、一般の方も利用できるオープンテラスカフェを設置しています。そして、2、3階には講義室や研究室など大学関連の施設を集約。このように同一校舎を中高大で共用し、共に学ぶ空間をデザインすることは極めて稀であり、黎明館の大きな特徴といえます。本学は浄土真宗本願寺派の宗門に関係する23法人72校からなる国内最大の学園グループ「龍谷総合学園」(2024年4月時点)に属しており、グループ内の高校を含め多くの高校と連携協定を結んできました。今回黎明館において「中高大連携」が可能と 03入澤 崇 氏Irisawa TakashiRYUKOKU UNIVERSITY REIMEIKANSPACE QU E S T 01「中高大連携」の成果を教育のモデルケースに

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